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その足の赤み、ただ事じゃないかも? 蜂窩織炎(ほうかしきえん)のサインといますぐ病院へ行くべき理由
「なんだかふくらはぎが熱っぽい」「虫刺されにしては痛すぎるし、腫れがどんどん広がっている…」
こんな症状を感じたら、それは単なる皮膚トラブルではなく、**蜂窩織炎(ほうかしきえん)**という深刻な細菌感染症かもしれません。
◻︎蜂窩織炎とは?見逃せない初期症状
蜂窩織炎は、皮膚の深いところ(真皮〜皮下組織)に黄色ブドウ球菌などの細菌が侵入し、急激な炎症を引き起こす病気です。小さな傷、水虫、ひげ剃り後のカミソリ負けなどが入り口になることが多く、特に免疫力が落ちている時や、リンパ浮腫などでむくみやすい**下肢(足)**に発症しやすいのが特徴です。
もし以下の症状に気づいたら、すぐに皮膚科または内科を受診してください。
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激しい痛み:触るだけでも強い痛みを感じる。
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熱感と赤み:患部が触ると熱を持ち、境界線がハッキリしない赤い腫れがある。
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腫れ(浮腫):皮膚がパンパンに張ったような状態。
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全身症状:急な高熱や悪寒(さむけ)、倦怠感を伴う。
◻︎放置は危険!命に関わる重症化リスク
「少し様子を見よう」と放置すると、細菌が血液に乗って全身に広がり、敗血症という命に関わる状態に陥る危険性があります。また、皮膚や筋肉の組織が壊死する壊死性筋膜炎に進展することもあり、早期の診断と治療(抗生物質の内服や点滴)が極めて重要です。
◻︎いますぐできる予防法
再発を防ぐためにも、日頃から以下の点を心がけましょう。
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皮膚のバリアを守る:水虫やアトピー性皮膚炎はしっかり治療し、皮膚を清潔に保つ。
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傷を放置しない:小さな切り傷や虫刺されでも、消毒して絆創膏などで保護する。
「おかしいな」と感じたら、自己判断せず、すぐに医療機関へ相談しましょう。あなたの足を守るのは、早期の行動です。
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