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膝の痛みを無視しないで!あなたの痛みの原因は?【年代別】一般的な病気と対処法
膝の痛みを無視しないで!あなたの痛みの原因は?【年代別】一般的な病気と対処法
立ち上がりや階段の上り下り、歩行時に感じる膝の痛みは、日常生活の質(QOL)を大きく低下させます。その痛みは、単なる筋肉痛ではなく、関節の酷使や加齢による変性、スポーツによる怪我など、様々な原因が考えられます。
◻︎あなたの膝の痛みの主な原因を知る
膝の痛みは、発症する年代や状況によって、原因となる病気が異なります。
1. 中高年以降に多い変性疾患
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変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう):
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原因:加齢や肥満により、膝関節のクッション材である軟骨がすり減ることで炎症や骨の変形が起こる。
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特徴:「O脚」が進行しやすい。特に階段の上り下りや立ち上がりの時に痛みを感じる。初期は安静で痛みが引くが、進行すると常に痛むようになる。
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2. スポーツをする若年層・成長期に多い疾患
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オスグッド・シュラッター病:
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原因:成長期にジャンプやランニングを繰り返すことで、太ももの筋肉が骨を引っ張り、脛(すね)の上の部分が隆起し炎症を起こす。
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特徴:膝の下のお皿の下あたりが熱を持ち、強く突出して痛む。
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半月板損傷(はんげつばんそんしょう):
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原因:スポーツ中のひねり動作や、加齢による軽微な外力で、関節内の**半月板(クッションや安定板の役割)**が損傷する。
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特徴:膝を曲げ伸ばしする際に**「カクン」と引っかかる**感じ(ロッキング)や、急に膝が動かなくなる激痛が起こることがある。
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3. 外傷や炎症による疾患
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靭帯損傷(じんたいそんしょう):
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原因:接触プレーや転倒などによる強い外力で、膝を支える**靭帯(特に前十字靭帯や内側側副靭帯)**が損傷する。
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特徴:受傷直後の激しい痛みと腫れ。膝が不安定になり、**「ガクガクする」**感じがする。
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関節水腫(かんせつすいしゅ):
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原因:関節内の炎症や損傷の結果、水(関節液)が溜まること。
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特徴:膝が腫れてパンパンになり、曲げ伸ばしがしづらくなる。
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◻︎痛みがあるときの基本的な対処法
急性の痛みや腫れがある場合は、RICE処置の「冷却(アイシング)」が有効です。
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安静(Rest):無理をせず、痛む動作を避ける。
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冷却(Icing):腫れや熱感がある部位を冷やし(15〜20分)、炎症を抑える。
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温めるのはNG?:慢性的な鈍痛(変形性膝関節症など)の場合は、血行を良くするために温める方が楽になることが多いです。腫れや熱感があるときは冷やし、それ以外は温めてみましょう。
◻︎いますぐ整骨院を受診すべきサイン
以下のような症状がある場合は、重度の損傷や進行性の疾患が考えられるため、すぐに整骨院を受診してください。
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激しい痛みと腫れ:怪我の直後から強い痛みで体重をかけられない、またはパンパンに腫れている。
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ロッキング現象:急に膝が動かせなくなり、曲げたまま・伸ばしたまま固定されてしまう。
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関節の不安定性:膝がグラグラする、または外れそうな感覚がある。
痛みを我慢せず、専門家の診断を受けて適切な治療を行うことが、将来も自分の足で歩き続けるための最も大切な一歩です。
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